2010年8月30日(月) 22:46
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モリノス
「熱いっ!」。残暑厳しき折、都内某所広大な森の中、超久しぶりに茶会があり茶藝をさせていただいたのですが、用意されていたのはペイ(餅、プーアル茶半発酵で茶葉を餅状に丸めたモノ、ビジュアル的には馬糞に見える)で、私はナイフで滝汗かきながら茶葉を削り、劣化した所を削り、純度のよい所を集め熱湯をくぐらせた蓋腕に必死で削ったプーアル茶の茶葉を入れ、洗茶をしようと茶器をつかんで「ギヤーッ熱いっ」。久しぶりに熱い茶器を触った私は不覚にも声を出し、失笑をかいました。が、お席にいるマダム達は「実際熱いもの当たり前だわよ」と慰めてもいただきました。言い訳は二つ、忙しさにかまけ茶藝の自主練を怠った事。そして今年の夏は沢山の人を触診し指圧をしたので手指が温度に敏感になっていた事が予想されました。やはり日頃の精進基礎を反復しないと、せっかく学んだ事を無駄にするという事を今更痛感しました。そんな事を言っても習い事道楽飽和状態の私は、体がいくつあっても足りない。どれも習った事を無駄にするし、かと行ってどれも興味があ るので、どのお稽古にも未練アリアリ。プチジレンマな私でした。
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