| 戻る |過去の日記|
2010年10月の日記
 
2010年10月30日(土) 23:26

モリノス

「声色…」。最近、落合スタッフ白石さんに指摘され「もっと練習すればもっと良くなります!」と励まされて(?)いるのは、誰かの口調を無意識に真似て声色を作り喋ると案外似ているとの事…。で最近完成度が高いのが大塚寧々「まっいいんじゃない〜」とそっけなく言う。口を尖らせMr.TTの真似で「ボクは〜」とボソッと言う。腹話術のように喉を閉め「パトラッシュ、ぼく疲れちゃった…なんだかとても眠いんだ…」と昭和の子供達を号泣の渦に巻き込んだアニメ、フランダースの犬の最終回、ルーベンスの絵を見て貧乏な少年ネロが愛犬パトラッシュと天に召させる場。下瞼に力を入れて「当時の私はそんな父を許せなかった…」と声をしわぶれさせて言う、内田有紀。「浅田っ」と重低音で呼び捨てにする夏木マリ。などヘタレレパートリーが増えつつあります。特に酷似という訳ではないのですが、似てますと言われ一人悦に入っているのですが、この末世と不況真っ盛りの中、誰かの声色を真似る練習をしているというのは、罰当たりなのですが、最近私ののマイブーム
は人の声音を研究し披露するという無駄な時間を使っているカンジです。モリノス鸚鵡説浮上…。特に研究を重ねても無駄なのに、日夜レパートリーを増やそうとあれこれ考えています。ってダメ?他に時間使え?。


2010年10月30日(土) 0:11

モリノス

「カシミアのショール…」。帰宅時、メトロを降りて地上に出ると寒風が吹き荒んでいました。するとセッション御予約の着信アリ…。びょうびょうと音を鳴らす風を避け、歩道橋の階段にウンコ座りして、予約帳を出しボールペン持ち会話。電話を終えてみると歩道橋の階段にお店を広げ、巻きスカは風と共に去りぬみたいなカンジに階段に垂れ下がっていました。私は野外で御予約の連絡あるといつも、所構わず、お店を広げ服が汚れるのも厭わずその場にしゃがみ込む奇癖があります。人目もはばからず、机代わりに使った階段に散らかした筆記用具をしまい、タクシー乗り場に行こうとして、ふと視線を上げると歩行橋の真ん中に立っている親子連れ発見。子供は黒いランドセルが大きく見える年代。母親らしき人は、毛玉の出たカーディガンに履き古したスニーカー…。その親子が異形に見えたのは母親らしき女人の胸にタオルで包まれたナニかを抱いてあり、よくよく見ると痩せた猫の後ろ足二本がダラリとぶるさがっているように見えました。何事ぞと、用事も無いのに階段を上りそ
の二人の元に近寄りました。ランドセル少年はグズグズと泣いていて、女人の方も「ごめんね、もう少しで○○ちゃんが来るからね」とボロボロのタオルに向かって涙声で話しかけています。ガーン。どんな事情か知りませんが、親子連れが夜に寒い駅前で猫の遺骸を抱いているという事態は普通じゃありません。私はつい「あの、どうしたんですか?」と聞いたら、近くの動物病院に入院させていた飼い猫が、危篤になり親子でかけつけたが間に合わなかった。慌てて病院に行ったのでゲージも持って行かなかったので、病院がくれたタオルにくるんで駅まで来たけど、電車に乗りにくいので妹に電話して車で迎えに来てもらう事にしたと、目を腫らした母親は言います。私はとっさに、持参していたカシミアのショールを渡して「よかったらこれでくるんであげたらどうですか?、この駅前では人目も多いし」と言ったら、大切な飼い猫を失い放心している母親は、猫の亡骸をスーッと私に渡しました。私は丁寧にカシミアのショールですっかり冷たくなった猫をくるみ、ランドセル少年に渡し
ました。すると「わーんわーんハッピーが死んじゃったよう〜」と声を裏返して泣きじゃくります。で恒例モリノス涙腺爆発。私は鼻水ダラダラ流し「可愛いがってもらってよかったねぇ、もう苦しくも痛くもないよね、よくがんばったね」とオロオロ声でよそ様の猫の死骸に声をかけたら。少年の更に大音声で雄叫びのごとく号泣「ハッピー…。お家に帰ったら起きてね!起きてよ!」などと猫族の私に辛い矢が胸に刺さります。その時、母親が「オニイサンから、暖かいの貰ったから寒くないよねハッピー」と嗚咽…。貰い泣きしまくりな私は、「それでは、お気落としなく…」と言い、階段を降りてタクシー乗り場に行こうとした私は「ヒヤー寒い〜」。カシミアのショールを見知らぬ死んだ猫にあげちゃったので、冷たい風が首に胸に腰に直撃…。ああ、もう余計な事しちやったよとプチヤサグレ、タクシーに乗車…。ほどなくすると、先ほどの事が思い出され、可愛いがっていた猫が死んだ親子の気持ちを考えると、また涙腺防波堤が破れ車中で無表情に両目から、うどん状の涙を流し続
ける事となりました。タクシーを降りるとまた寒風、慌ててショールを探すと無い。ああそいえばさっきあげちゃったんだと思い、ブルブル震えながら帰宅しました。見知らぬ少年よ、散々泣いたら、またどこかで猫ちゃんに逢ったら可愛がってねと寒い部屋に戻った時に独りつぶやいたのでした。


2010年10月28日(木) 23:34

モリノス

「命令に従う私…」。いつも御世話になっているTさんにPNFなる筋トレというか施術の話を伺い、カタワライフ44な私は、西洋東洋の医術をあまた経験しているので、最初TさんによるPNFの説明も生返事で聞いていたのですが、この療術を自己管理の手段に取り入れているとの事。先に引退バレリーナ、ゴルファー、個性女優の名を聞いた瞬間私は「行きます行きますお願いしますお頼みします」と、施術の効果ではなく、私の好きな著名人と同じ筋トレできる萌えをして。御無理を申して、PNFの治療の時間を作っていただきました。最初は整形外科のドクターのカウンセリング、親身にお話を聞いてくださり、近い将来は置換術をする事になりましょう。と仰られ、私的には「PNFで自骨で頑張ろう」的な意見かと思いますプチ拍子抜け…。逆に療法を押し付けないのが好感触でした。さてその次はPNFをマスターした理学療法士のS先生の治療となりました治療というより病んだ痛めた部員に刺激を与えたり、高度なリハビリを受けているカンジで、私はS先生の言いなりに
「はい、もう少し力を入れてみましょう!もっと!」「いいですよ、その調子、もう一回」「よしっ、まだまだ力を入れて」と指示を受けて、俺様何様モリノス様的には、生徒に指示をしたりダメ出しをしたり叱咤した事はあっても、その逆はこの近年なかったので、筋トレの姿勢を直されたり、まだいけるっ!などと言われ「この私に命令していいと思ってんの?」と思いつつ、しかしてS先生の言う通りにはできない時には生き恥さらしているような思いがありつつも「なんだか前向きな言葉責めを受けてるアアン」と私の変態ドMチャクラ、オープンザゲート。そんな私のダメな気持ちをよそにS先生は、一生懸命、私の萎えた部位に刺激を与え、可動域をひろげ、そして、萎えた筋肉の強化を丁寧に指導していただきました。勝手にやる筋トレは逆に故障につながりますが、PNFの理論で展開される治療は的確に萎えている部位にヒットするカンジで、気持ちがスッとしました。趣味でスポーツをたしなむ皆様にはお勧めの施術だなと思いました。私もさすがに体にガタがきているので、
しばらく、筋トレとリハビリのつもりでPNFを取り入れようと思っています。


2010年10月27日(水) 23:08

モリノス

「しめやかに悶絶する四人…」。皆様!?ついに何様俺様モリノス様生誕44年目を迎えました…。さらにイヤシロチ青山閉店後、私のお願いを快く引き受けイヤシロチ青山から落合の事務所に移籍してくれたスタッフ達、ドタバタ中年魔女軍団とのチームとの時間もあっという間に一年立ちました。この度は私の誕生日でもあり、早いもので新体制落合プレア・タイズチーム活動一周年目となりました。で、今日出勤したスタッフ達と、モリノス様をの誕生を祝う会が開催されました。現場はいわくありげなラブホと割烹しゃぶしゃぶカップリングとなりました。ラブホに入りいくつもある忍び道を通り割烹エリアに到着。相変わらずの店員のスベる接客に落合メンバー失笑かつ。私達が食事しているのを監視されているくらいな視線をカンジ(この店はいくらたっても社員教育がお話にならず、そこが面白いのですが)。でなんだか店員総勢監視下の元、鍋を囲む形となり、店員も客と目を合わさないし、通夜ぶるまいの配膳係みたいに目を伏せしめやかに料理を運びます。そんな中なんだか、
ワハハーと談義するのもしのびなく。最初はヒソヒソと、会話していたのですが、参加していたスタッフ金田さんが、今日に限り、天然発言オンパレード…。なんだか、静かにしている場所で、金田さんの挙動、発言に大笑いしたいのをこらえつつ、しゃぶしゃぶをつつくのですから、箸がちっとも進みません(年を取るとしゃぶしゃぶもキツいし)。そんな中、金田さんが、「ディズニーランドみたいな所でジブリーランドみたいのありましたよねぇ〜」。ジブリーランド…。店員のダメな接客に失笑をこらえ、スタッフ金田さんの天然奇天烈行動言動に笑いを飲んでいたのですが、ジブリーランドという言葉がスタッフ金田さんから出た途端に、私の隣にいたMr.TTの喉がプルッ鳴り、ハンカチで目を押さえる、卓の前のスタッフ白石さんはタオルで顔を覆い号泣しているかのように爆笑していました。店の雰囲気とか店員の態度プラス、芸人か?なスタッフ金田さんの発言に笑いを噛み殺していた私達は、なぜかジブリーランドとスタッフ金田さんが言った途端に悶絶して笑う羽目にな
ったのでした。そして笑いツボに入ると、もう笑いを我慢することができず、トークも違う話題になったのに、また思い出し笑いという事を繰り返し。私の誕生日というよりは「笑い我慢大会」になってしまったのでした。が、思えば私もモリノス的生活の中で、落合に集結してくれているスタッフ達が一番気を使わず、のびのびとしていられるなと思い、なんとありがたい人達とチームを組めているなんて幸せの極み。と、思いつつも私もこみ上げてくる笑いを抑えるのに往生しましたが、分かり合える仲間と笑いあえるって、素敵だと、敬虔に喜び感謝した次第です。


2010年10月26日(火) 23:43

モリノス

「新しい年」。明日誕生日を迎える今夜。いつも年を取る前日に思う事は、その年の最後に誰と会ったか?という事なのですが、私も若い頃はロマンスの一つや二つくらいあったのでお付き合いをしていた女子と、終わる年と迎える年齢の日付が変わる時には一緒に過ごす的な軟派な習慣があったのですが、モリノス的生活始動から今やワーカホリック忙しい自分大好き化している私には、誕生日前後を共に分かち合う愛する人はいず、この度は誕生日前日に会った女子は、明日のニッポンの東洋医学のテッペンとりますと猛勉強中の、今や私の体調を一番熟知している後輩Nと、プチ木枯らし吹く本の町で、東洋医学談義。そして解散した後に用事があったので、今や親戚化しているA一家のマダムYに電話をしました。要件を伝えるだけが久しぶりの会話に長話となり、最近私が、一番時間を割いている施術とか筋トレ、リハビリの話題に話が流れた時、マダムYが「もし、入院するなんて事になったら、お見舞いに通うからねぇ〜」と心配して言ってくれた途端、反射的に「いえいえお気遣い
なく、お気持ちだけで充分」というベタベタな社交辞令が喉まででかかったのですが、受話器の向こうのかっぷくのよいマダムYの姿を想像して、私の口をついた言葉は「ああ、貴女は病院とかに来ないでいいから、整形外科の類はおみ足の御不自由な患者さんで立て込んでいるので、貴女が来ると、病院が狭くなるから来ないで〜」と不覚にも天然言ってしまいマダムYご立腹。避難轟々。しかし私は自分が言った毒矢がツボに入り大爆発となりました。で結局、誕生日前に会ったのは後輩N、最後に喋ったのはマダムYという、色気もそっけもなさすぎな女子達だったのでした。さて、明日誕生日を迎える訳ですが、中年だてらに、老体に鞭打ちつつ、どんな奇天烈なイベントが待っているのか、楽しみな私でした。


next --->

モリノスの部屋