| 戻る |過去の日記|
2011年6月の日記
 
2011年6月30日(木) 22:10

モリノス

「私が欲しかったモノ…」。8月に出演予定の、母校演劇部卒業生を主軸にした演劇「神様が降りてきた夏」の初稽古に備え、自分なりに心身を表現者モードに切り替えるべく、滑舌やら所作事を習ったりさらったりしている昨今…。私は集団生活とかチームワークとかはダメダメでして、この度のイベントは一人芝居でも、モリノスパフォーマンスでもなく三人以上の人間と息を合わせなくてはならないという私にとっては、お芝居以前に難しい課題。しかも他のメンバーに迷惑もかけたくない、足を引っ張りたくないと体調も万全にしておかないとイケないと思いプチプレッシャーな昨今…。昼下がりから俄か雨となった今日はPNF筋力トレーニングの施術日でした。このところアドレナリンとか自己暗示で「自分は大丈夫である、暑いのも我慢できている、足の痛みも軽い」と鼓舞しているので、通常より不調をトレーナーのS先生に訴えず施術台に乗りました…。それでも一週間のうちに硬縮した部位やら酷使した箇所をいつも通りS先生の鬼圧が直撃すると、悶絶しつつも「あーここを
無理に使ったよな」などと滞った場所を押圧と共に自己確認…。施術が一段落すると、イイカンジに体全体の緊張感がとれアッハーンと昇天レベルリラックス…。痛みを友とする私的にはたとえほんの束の間でも全身が苦痛から解放された感覚というのは、地位も名声よりも金なんかよりももっとも欲していたモノだったと改めて思い、本当に求めていたモノが実現したぁ〜!。とド感謝の境地に達しました。そしてそれが今の自分には一番大切な事であると、これまた得心し、お芝居の初稽古前に慌ててあれこれ調整していましたが、元の通りの動きを限りなく再現という気持ちではなく、せっかく手にした「体のどこもリラックスしている」状況を最優先し、今年の激夏を乗り切ろうと誓った次第です。


2011年6月30日(木) 0:40

モリノス

「ジョニー・ウィアーの自伝…」。先日、観戦したアイススケートショーの物販ブースで、購入したアメリカ人選手の自伝…。私はジョニー・ウィアー選手の大好きで、彼がまだティーンエイジの頃から他の選手とは違う醸すオーラとか独自の感性、フィギュアスケートを手段に表現する様子に共感していました。自伝=暴露本…。本人が書いたのか、ゴーストライターが書いたのか、ジャッジ好みの演技をしないと不利と、言い切り、あーんやっぱりそうなんだ、じやー審査員受けする演目を滑らないとメダルは取れないじやないかとプチ憤りをカンジました。前回のオリンピックで彼は表彰台に御縁は無かったものの、その演技に感動し影響を受けた観客は大多数!。その後の彼はメダル保持者ではないのに、各界からのオファー殺到。これって試合に負けたけどその生き様が勝ったという事で、自伝を読んで気持ちがスっとしました。彼はその語録が物議を醸し、批判三昧だったようですが、結果は世界的に認めらるアスリートにしてアーティスト。蓮っ葉な物言いの影には、努力に努力
を重ねている事も書かれていて、お稽古精進があってこその無冠の帝王であるのだなと思いました。オリンピックでメダルを逃した後の彼のコメント「メダルが取れなくて落ち込んだけど、ショッピングしたら忘れちゃった〜」。21世紀の青い目の傾者にしてマルチなアスリートでありアーティストのジョニー・ウィアーのこれからの活動に大注目です!。


2011年6月28日(火) 22:41

モリノス

「一つじやたりない脳…」。自分の選択で、8月の後半まで休み無し、時間毎に仕事と私用を消化する日がスタートしています。この激熱夏日の今日、私は読書と今自他に起きている問題、持病体調の事、8月の舞台の脚本の流れ、昨日女優Hより伝授された変則五十音発声の練習、酷暑の都会の街を行き交う人々の行動観察など、つまりいくつもの考え事を頭はひとつしかないのに同時にイメージしました。台本を目に通しつつ、五十音を口ずさみ、頭の中はまったく違うことを考えて電車に乗って車内の人を観察しているうちに脳内麻薬めいたモノが出たのか、なんだか楽しくなりプチトランスアゲアゲになってしまいました。考え事は悩み事とやや近い事態?と察するのですが、人間って常に悩むか考える事が生きる力であり、寿命がつきるその直前までナニか考えているか悩んでいるんだろうなと思いました。私が考えるか悩むをしている時はネガポジは別として、近い将来に実行実現が待っているのですが、実行実現があるからこそ悩めますし考える事もできて、いと楽し…。「!」
。いかなる状況でも実行も実現も待っていない考え事とか悩み事って、かなり無駄であり地獄の底を徘徊している事に気づけてないお気の毒な事だと思いました。近い未来に実現実行の予定がないなら考えるな悩むな。実現実行の機会がもたらされた時に悩むなり考え込むべし。って事で悩んだり考えたりできるって実はハッピーなことなんだと思います。以上、茹だる熱さで浮かんだ持論、モリノス蘊蓄説教でした。皆様考えなされ〜悩みなされ〜それが明日の実現と実行に通ず!。だ・け・ど…。最近、考えもしない悩みもしないといった21世紀仕様人間失格ピープルいと多し、あな悲し…。


2011年6月27日(月) 23:59

モリノス

「女優Hと密室で汗だくなコトにおよぶ私…」。8月に出演予定の演劇「神様が降りてきた夏」に備え、自分のあまりにもダメになっている滑舌を矯正したく、恐れ多い事にも憧れの女優Hにおしえをダメモトでお願いした所、快諾してくれました。都内某所のスタジオにて、秘密特訓となりました。っていうか、おしえの経験がある私がおしれられるというお恥ずかしい事態なのですが、声も体も錆びてんだからと、生徒としてリノリウムの床に立つ私…。女優Hは百戦錬磨しかも元○塚ジェンヌ、ジェンヌといえば様式美。欲を持った私は声だけでなく、歩行や姿勢なども調教していただく事にしました。女優Hはしっとり静かに諭すように指示をしてくれ、さらに私のビッコ歩行などもカバーできるように鬼丁寧にミッシリ滝汗お稽古となりました。そして後半は滑舌…。女優Hからふられた課題は基本中の基本のあいうえお…五十音!。私的にはいくらブランクあってもあいうえおくらい言えますからねと思っていたのですが、とんでもない傲りでした。あいうえおからいうえおあと順
繰りにら行まで発音していくのですが、まともに言えない自分に驚愕!、心折れ〜。だが女優Hはポーカーフェイスで「お続けになって…」「息継ぎをしてはいけませんダメ」「違います、はいもう一度…」「集中してください」と優雅に言葉責め…。ああっこんな簡単な事ができないっ!っていうかあ行から、ら行までをブレス無しで言えとおっしゃるんですかぁ〜きくけこか御無体なぁ〜ひふへほは…とジタバタしながら、発声発音を繰り返す私…。いつしか危なげながらも悶絶形五十音をクリアできるようになる私…。で少し余裕ができるとズルをする私なのですが、おしとやかにそのズルを指摘する女優H…。四十路だてらに習う身になった私ですが、女優Hのしっとり鬼教授を受けた後には、感覚が甦りました。が、一度戻った感覚というのは休むと一瞬でお稽古が無駄になるほど劣化するので、しばらく毎日念仏のごとく地獄五十音完全コンプリートに勤しむことになるであろう私です。


2011年6月27日(月) 0:20

モリノス

「Dreams on Ice」。 世界をかけ駆け巡るスーパー才女そしてエ○メスハンターでもある友人Y女史にお誘いを受け、入手困難なフィギュアスケート日本代表エキシビションを観に行きました。Y女史はどんなルートでゲットしたのか用意されていたお席はアリーナかつ砂かぶりならぬ氷かぶりするくらいリンクから近い場所でした。この度のショーはエキシビションの演目が中心なのですが、今季のショートやフリーのルーティーン初披露という、かなりラッキーな会でした。選手達がジャンプしたりする度に粉砕氷が客席に飛び散るクールビズかつ白熱な内容!。男子ではまだ高校生の羽生選手がロミオを哀調豊かに表現。そして圧巻は安藤美姫…。この度のショーは震災のチャリティー的な要素が加味されていて海外ゲストのトップアスリート達は、復興に向けてのメッセージ性の込められた演技もある中、安藤選手は世界女王に輝いた時に披露したレクイエムを踊るのだろうと期待していたのですが、大トリでリンクに立った彼女が踊ったのは…なんとブラックスワン!
。 氷の上で強烈な狂気の沙汰を見事スギに舞い納めたのです。この境地はスポーツを超え、芸術の領域!。もちろんスタンディングでアゲアゲに拍手する私でした。カーテンコールにおいては年甲斐もなく、村上選手や羽生選手、安藤選手に手を振りまくりました。ちなみに村主選手の村主選手カルトワールド全開にドン引きしてしまった私はボンテージコスチュームの村主選手が演技中に、客席にいる私をマトにかけて挑発するという「お客イジリ」をしてくれたのに彼女の突き抜けすぎ何かがとり憑いた系テンションについていけず、客席に凍ってしまってノーリアクションっていうか金縛りになってしまった私でした。


next --->

モリノスの部屋