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2011年10月の日記
 
2011年10月31日(月) 0:03

モリノス

「…戒めドラマ…」。10月激務月間の合間にちょっとずつ観ていたアメドラ金字塔、セックスアンドザシティを全て見終わりました…。最初の頃はNYで生活する独身女性のイタい恋愛事情を誇張したコメディとして、失笑爆笑なカンジで物語を追っていましたが、後半のシーズンになってくると、最終的には、「男はつらいよ」「渡る世間は鬼ばかり」「北の国から」的な状況となり、笑えない事態になりました。モリノス的な目線で見ると主人公は「女としてダメ」な見本であり、最終話が終わる頃にはやはり、ボトックス打ち込もうかと思うくらい眉根に力が入り皺が刻印されていました。で、このドラマを観た総評として、アラサーとかアラフォーとかの働くシングルの女子達にお伝え申し上げたい事アーリ!。セックスアンドザシティの主人公と真逆の行動を物理的実行すれば貴女方が求めてやまない、彼氏ですとか、結婚、中々結論を出してくれないボーイフレンドですとか、下水道の垢のように滞っている男との関係に蜘蛛の糸ほどの光明が見えるのではと思いました〜。で、
長編モノのドラマを見ていると登場人物に感情移入して番組を楽しむ訳ですが、主人公のお友達達には充分共感できるのですが、主人公の行いと思考についてはカルマ三昧、頃合いの殿方に言ってはイケないこととか、行動をとりまくり、破局…。馬鹿だなあこの女は、男が女心をわからないように、女だって男心を理解できてないよなと、思った末に、やはり日本でもアメリカでも身の程知らず求めてスギ、期待スギな勘違い女って実在するなと思った次第です。ああ、クワバラクワバラ…。


2011年10月30日(日) 0:15

モリノス

「ハロウィン大会…」。暗黒プロレス組織666・ハロウィン大会に出演して参りました。この興行では毎年お客様が、気合いの入った仮装でお出ましにになり、コンテストが開催されます。私の出番は少ないのですが、仮装されたお客様より地味ではイケないと思い、私も毎年衣装に趣向を凝らしています。今年はハロウィンカラーのチュールベールを体の4方向に施し、MFのステージメイク用品を屈指、さらにツケ睫毛を4枚使用という、念の入ったこしらえをしました。バックステージでは私が移動する毎に、誰かがベールの裾を踏む、そして自分でも踏む…。かさばったこしらえのため、どこにいても邪魔になるなと思った私は、お部屋の隅に陣取りおとなしく座っていました…。無駄にお支度が早く終わった私の体調に異変…。眠いっ!、睡魔に襲われウトウトとしてしまいました。が、ツケ睫毛と上下に厚く引いた銀のアイライナーのおかげで、目を閉じてしまっているのに、白目を向いてシンと座っているように見え、出場者達から不気味がられました。更に、腑抜けた事に、
花道裏で出番を待ってる間にも眠ってしまったのですが、暗い登場口裏、全身ベールの人形が固まっているような様子となり、花道からハケてくる人達にギヤーッ!と驚かれる始末でした。いざ、仮装コンテスト!。今年はなんと嬉しい事に私の仮装をして下さったお客様がいらして嬉しい限りでした。それにしても、不覚にも本番中に居眠り状態になるとは!、寄る年波でしょうか?。ちなみに鬘に髪飾り、ティアラ、そして長時間ベール三昧で過ごした結果、お客様お見送りの時に、前頸部がビリっとなり、硬縮肉離れとなりフリーズ。痛いっ!、プチ焦った私は自分の頸動脈付近に親指を刺しセルフ整体、押圧したら寒気がするほどの痛みが走りましたが、すぐに緩和しました。試合に出ているわけではなく、鬘とベールで首を痛めたという、相変わらず軟弱な私でした。


2011年10月28日(金) 23:30

モリノス

「ニキータ病蔓延、落合スタッフ一部感染…」。マギー・Qラブな私は、出勤し事務所で出会ったスタッフ達に、マギー・Qを絶賛し、彼女主演のアメドラを強制的に見よ!とボスモリノス命令…。その後しばらくすると、ニキータを見た後、ジョギングやらヨガなどのメニューを強化した白石さんがスキニースギなパンツにエレガントワイルドなパーカーに、特徴的なネックレス、髪はストレート、ハイカットヒールで出勤。彼女は目指せマギー・Qと毎日肉練して腹筋割る勢い!。一方私は黒の横にホワイトラインが入ってるジャージにハイカットブーツ、仕上げはタイトなライダーズジャケット装着。私と白石さんはお互いにニキータみたいな格好をしたいという子供じみた考えで、このシーンを選んでニキータブリッコを楽しんでいました。そこへスタッフ金田さんが出勤。黒のタイトなパンツにやはりハイカットブーツ、上は同じくピッタリシャツに硬質な上着。とにもかくにも、こんな格好をしている三人が集うと剣呑な雰囲気になります。姐さん達デイリですかカチコミで
すか?それともSP…。となりました。いい大人がニキータ見て、自分の体型はともかく、主人公の着ている服に近いものを着てなりきりマギー・Qといったカンジでした。せっかくニキータじみた格好が揃ったのだから、何かミッションを遂行しなければ!と思い思案の結果「早稲田の町の環境美化のためのごみ広いか?」。などと夢も覚める想像をしてしまいました。


2011年10月27日(木) 23:30

モリノス

「飛ばしすぎた10月…」。今年の10月はモリノス的社交(夜遊びともいう…)で、昼夜タイムテーブルなカンジで動き回っていました…。途中、案の定の疲労の末に高熱を出しても予定されていた夜会は全て出席…。でその都度、気取った洋服に合わせた靴に履き替えて、外出の度に踵の高さシッチャカメッチャカの末に骨盤デタラメ、アチコチ極痛むという誕生日を迎えました。自分の目算では今日明日はどこにも行かずに身体を休ませ、29日の暗黒プロレス組織666・ハロウィン大会に備えるといったテイだったのですが、本日は朝から下半身が使い物にならないっ!。花道も生まれたてのヤギ歩行、ブランブランしちゃってる脚ではセカンドロープもまたげまいと諦観。若い年だったら痛いのを見せずシレッと歩いてます的な無駄な美学無理をしていましたが、老齢の域に達すると、花道歩けないなら誰かと手を繋いで歩きましょう、リングインしなくてもその手前で口上のべましょう的な意識の切り替えをして、まあこれでいいかな気分でいました。そして今日は先
週は熱のために病欠したPNFの筋力トレーニングの施術日でした。不定愁訴をトレーナーのS先生に、体育教師の前で便所でタバコを吸って謝る生徒な気分でこの2週間の乱行を報告…。S先生は宗教的な微笑みと目に一筋のキラリとした光をたたえると、どうぞうつ伏せにと私を施術台に誘います。予想通りの悶絶施術スタートどこもかしこも、死体ですか的な硬さ…。安静にという誓いを2秒で破る自分を戒めても、またヤッチまうんだよモリノス人生はと思いつつ、施術終了…。「!」きちんと脚を前後に動かせる!と安心した途端に「これなら興行の時にヒールブーツが履ける!」とピンときて「まてまてお爺さん?有頂天になるな」とモリノス45スピリットが降臨し、セルフ諌め、予定通り今日明日は、おとなしくしておいて当日も元々用意していた踵の低い靴を履こうと、自重できた私でした。…。新しい年をまたいで頭をよぎった事…。私の前世は首を2回振ったら、全て忘れちゃうニワトリ説…。あーん?いいんじゃな〜い、これからの年の取り方!金鶏
ライフ!。飛べないけど黄金の羽根をワッサワッさ揺らして、虹色に光る黒い尾羽をピンと立て、なーんか忘れちゃうけどゴージャスに、この末世の人生街道をカツカツと歩くっと!。ってダメ?。


2011年10月27日(木) 0:44

モリノス

「極楽の境地…」。44歳最後の夜、ケルティック・ウーマンのコンサートに行きました。出演のアーティストに失礼のないように久しぶりに男物(笑)のジャケットを着てみました。会場に到着すると、お客様達はほぼドレスアップしていて、クラシックのコンサート会場のような雰囲気です。私的にはケルティック・ウーマンの大ファンではなく、フィギュアスケートの荒川静香選手のエキシビションの曲で有名、美しい歌声に合わせてイナバウアーが印象的。ヒーリングミュージックとかイージーリスニング的なジャンルでしょうと、プチお気軽な気持ちで客席に座りました。誕生日前夜、スマートカジュアルながらも盛装じみた格好をして、アイリッシュな女性ボーカルグループの甘い歌声を聞く…。なんとロマンチックな!。で、隣のお席に座り、この度のコンサートに誘ってくれた方は、ロマンスなレディではなく、普段はデニムにベスト、鳥打帽にパイプが象徴的なプロレス業界ではお馴染み、暗黒プロレス組織666では実況解説をしてくださる、須山さんでした!
。須山さんもスーツの上下で秋の夜のダンディー艶姿!。っていうか四十路男二人が盛装で、ケルティック・ウーマンのコンサート鑑賞って絵的に微妙。しかして開幕!。一曲目から昇天してしまいました。シヨーの構成も素晴らしく、彼女達のお客様に対する心、歌を通した言霊、そのパフォーマンスに魅了されました。重厚な音を奏でるバグパイプの演奏で歌われたアメイジンググレイス、代表曲の最後のフレーズを日本語で「イノリハトキヲコエテ」と歌う女神達、いつしかそのハーモニーは素粒子となり、44年の歳月にて劣化しヒビ割れた心身にキズ薬が塗られて染み渡って癒えていくような気分になりました。幻想的な時間が終わり、感動の余韻に浸り陶酔した私は、須山さんに質問をしました。「須山さん御相談なんですが、今週末は666ハロウィン大会でしょう?、666のハロウィン大会は出場者もお客様も仮装する訳ですが、この度のハロウィン大会の私の仮装はケルティック・ウーマンみたいな衣装にしようと思うのですが、如何ですかね?」と聞くと、須山さ
んはいつものハスキーボイスで「いやーお客様にはケルティック・ウーマンの仮装だとは誰にもわからないでしょう、くすんだ色のイブニングドレスを着てるとしか見えないですし」と御意見いただき、確かにケルティック・ウーマンのステージ衣装を見た事ない人達の方が大多数な訳で、オフホワイトとかペパーミントグリーンのロングドレスを着てもピアノの発表会の衣装にしか見えないしと、ケルティック・ウーマンの仮装を断念した私でした。で今の時刻は日付をまたいで45歳になったのですが、私のコスプレ癖は改善されていないのでした。しかし!、新しい年齢を迎える前夜に、心も体も女神達の歌声で充分に整えられ、エネルギーが充満した状態で45歳を迎える事ができ、良き年の始まりだ!と幸福感一杯の私でした。


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モリノスの部屋