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2013年1月の日記
 
2013年1月31日(木) 23:16

モリノス

「姑息な事をする私」。本日は早朝から都内某大学病院にて病んだ股関節の一年に一度の定期検診でした。私は股関節の疾患において二つの病院にカルテを置き、もう我慢ならないとオペに踏み切る時に人工関節専門の病院と大学病院の術式の「アイミツ」をとり自分の主義に府に落ちたらソチラでと二股かけているのですが、大学病院は総合なもんですから股関節の検査だけでなく血液の検査もしてくれちゃうもんですから困っちゃう訳です。私の白血球と赤血球は前々から数が多すぎでキチンと精密検査をしなくてはイケないのですが、もしアレな病名が下されたらインターフェロンやら抗がん剤投与判定になっちまうのと、もしソレになっても私的には西洋医学的な治療は受けないと決めているので、股関節の事で恐ろしい事を言われるよりも血液の異常を指摘されて白い巨棟の血液内科強制送還はなんとしても避けたいという気持ちで診察室に入りました。診断は予想通りコノ大学病院の股関節の権威でらっしゃる先生は私に「骨頭の変形は元より骨盤の仙腸関節も酷い事になっているし、
どんどんこのまま悪くなってからの手術だと手術する方も大変なんですよ」なんて言われちゃったんですけど、先に行った人工関節専門病院では私のクオリティなんちゃらを考えると今はオペをせず人工関節置換術は六十代を目処にお考えになったら?と言われていたので、同じお医者様先生様でも見解がちがうんでござんすね、でも手術する方も大変なんですからって言い分はちよっと凹むし心折れるんですがねぇと思いつつも私は診察室室のPCと手元にある血液検査結果のデーターに目を走らせます。大学病院は繁盛の御様子でPCのモニターは私のデーターではなく、前の患者か後の患者?とにかく私のモノではない!。後は手元の紙に刻印された血液検査表…。ソレを医師の話を上の空で聞きながら見ると「!?」オーッ!なんてエキセントリックな白血球赤血球な数!がしかし?この数値ってギリギリセーフ?アウト?とにもかくにもダメな値を確認した私は医師に満面の微笑みを向けて「やはり手術した方がよさそうですねぇ〜ちよっと真面目に考えま
す〜」なんて言いながらそっと机の上の血液検査表に持参のマフラーをサッと被せ、そのまま引きずり私のバッグの中に検査表だけをスッと落としました。でその後はレントゲンやらCTを見た医師がこんな状態ならできないでしょうなポーズを次々と私に要求したので、私も意地になり四股ふんだり、片足で立ったり、海老ぞりをしてみたりして「股関節は壊れちやってんですけど、これだけ動けるのでもうしばらく様子みますニコリ」と宗教的な微笑みを医師向けてサッとヤバい血液の値が書かれている紙が入ってるバッグを手繰り寄せ「では来年もよろしくお願いいたします、日々大事に脚を使います」と言って診察室を出てドアを閉めた途端に「セーフ!、先生様は血液まで気持ちが回らなかった、ああ良かった!あっ!ちよっとズルした自分?姑息?」と思いつつも、とにかく血液内科送りにはならなかったので、ホッとして病院を出ました。そのあとに移動しPNF筋力トレーニングに行きました。病院の血液の事はトレーナーのM先生には言わず、なんですか仙腸関節
がくっついちゃってるんだそうですと報告して施術台に登りました。でM先生は仙腸関節付近を念入りにチェックしてからストレッチスタート「!?」。大学病院にてオッソロシー御託宣を頂戴したのに先週より今週の方が身体の緊張やら硬縮がなく柔らかい…と一週間あまり壊してない自分の身体が満更でもなくM先生に「なんか今回はイイカンジですね!先週は身体中が鉄板みたいでしたものね!」と言ったらM先生は「そうですねぇ、先週は鉄板でしたけど鉛ほどの軟らかさになってますね今日は」との事…。まだまだ私の華麗な闘病は続きますなぁと独りごちた次第です。


2013年1月30日(水) 23:52

モリノス

「こども店長」。出勤前に花屋に寄りました。花材はこの忌まわしき末世ではありますのにソノ裏腹に春の色草が鮮やかに並んでいます。奥からチマチマとした足取りでアニメキャラがプリントされたアームカバーと共柄のエプロンを身につけた幼稚園入学前な年齢とおぼしき美幼女が出てきました。花を選んでいる私を強烈に睨むので「おはようございます!今日はどんなお花がオススメですか」とソノ美幼女に声をかけるとサッと踵を返して奥に逃げて行ってしまいました。で私は再び花に目を移すとまた奥からソノチビが現れて怒ったような顔で私をまた睨みます。で私は「だから、あのですねアナタどの花がオススメか言いなさいよ」と言ったら美幼女はまた奥に戻り、花ではなく音の出る絵本を私の所に持ってきてつきだします。私は腰を低くしゃがみ幼女目線で「なんですかその本は?売ってくださるの?」と聞いたら所で幼女の母親が「モリノスさんスイマセーン」と子供を遠ざけ「今日は新しいお花入ってますよ〜これなんかいかがですか?」「ええいいですね」なんてやり取
りを絵本を片手にしたエプロン美幼女は観察しています。で頃合いの花材を選びカウンターに持ってきてお会計をして貰っている渦中、そのエプロンチビッコは、音が鳴る絵本のボタンをつきつぎと押し「オハヨウ」とか「たのしい〜」なんて声が聞こえます。多分、自分のお気に入りの本を私に見せたかったのでしょう。母親から「うるさいわよ、静かにね」なんて言われつつも、彼女は自慢気にソノ本のボタンを押しています。花屋といったら水仕事に切り花の養生、更に刃物があるんですから小さい子がいる環境としてはアブナイのですが、子供心なりにいっちょまえにチビのくせに花屋の店員気取りといったカンジでいと可愛らし…。このチビッコは門前の小僧習わぬ経を読む状態で、余った花材を勝手に束ねてみたり、完成したチビなりに組み合わせたアレンジメントめいたモノをこさえて勝手に店に並べちゃうとの事でした。そして会計が終わりカウンターの下にもぐり込んでる彼女に「それじやーさようなら」と声をかけたら、店を出る時にカウンターの下から「バイバーイ」ていう
声が聞こえました。子供が花屋の店先にいる事は通常の私ではガキじゃ埒あかないよと毒づくのですがこの幼女のビジュアル的な美しさをみる度に、ガキだてらにお店に立っている姿いと愛らしと思い、毎度このチビが店にいたら面白いと思い毎週花屋に行くのが楽しみになっている次第です。地元花屋の看板娘として、幼くともガンバって店に立っていただきたいと思っております。


2013年1月30日(水) 0:11

モリノス

「徒労だった?」。男だてらにコスメやサプリメントなどに病的に興味がある私なのですが、本日は基礎化粧品の研究とか開発している仕事をしているA氏と会い私は己における湯水のように肌に諭吉を溶かすライフを熱く熱弁し「肌の維持は年齢と比例する金額を投じないと無理、つまり肌力と経済力も比例する」という屁理屈をのべた所、A氏は「化粧水とか乳液に長年携わっている自分の本音を言うと市販されているモノは一切使わず、肌の事を思うならなーんにも使わずアレコレしない方が肌のためにはよいと思いますがアハハー」との事でした。専門家から種明かしを聞いてしまったような気分になった私は走馬灯のようにモリノス的生活始動から今に至るまでの素肌の数々の投資を指折り数えて、無駄だったのか!?トホホ〜という気分になった所に追い討ちをかけるかのごとくA氏は「あーアロマテラピーのオイルとかそれぞれの効能が本当だったらば、なんかの世界的な賞とかとれますよ」無機質に言われました…。彼は研究者ですから左な物理的思考でごもっともと共感し「
サプリメント、基礎化粧品、アロマオイルとは鰯の頭も信心、思い込みでナンボ信じる者は救われるグッズ」と今更得心した次第です。けど私的にはドコソコの製品を使ってる、高額なブランド商品を顔に飲ませてる自分に陶酔という境地は引き続き変わらないと思います。ダメ?。


2013年1月29日(火) 0:22

モリノス

「ピッの元…」。帰宅し部屋を暗闇にして、速攻寝仕度をしてベッドで日記を携帯で打ち込むのですが昭和の集合住宅では色々な音を耳が拾います。夜更けに洗濯機の音とかナニかの家具らしきモノを引きずるような音が頭上からとか、軋む窓を堪症に開け閉めする音だったりするのですが、最近部屋の中の何処からか数分おきに「ピッ」という電子音が鳴りまして、なにせ数分おきに「ピッ」とくるので耳障り極まりない。で?その出所はいかにと深夜にソチコチ「音」が鳴りそうな家電とか、便所にも風呂にもスイッチがアリ「ここかな?」と思う場所に行っては電源を消したりリセットしたりしてまたベッドにもぐり、その途端に「ピッ」と聞こえてまた鳴り所に見当をつけて確認という、寝れない!気になる!うるさいと!とプチイライラしていました。結局電気が関係している所は全て調べたのに「ピッ」は静まりません。諦観な五十路峠エイジな私は「別にピッピッと鳴ってももういいや〜音を我慢すればよいのでしょう」という境地に達した今夜、私にとっては邪魔マ
ックスな対面キッチンの延長上にあるガスコンロ(いくつもゴトクやらグリルなんて完備してある)を潰して化粧前にしてしまった、唯一この部屋で私が長く滞在するレンジフードの下、壁には大きな業務用鏡を取り付けてある場所で「ああっ疲れた」とへたりこんでいたら「ピッ」と鳴りました「!?」まさかっ!私は使ってないコンロをチェックすると右端のコンロのスイッチが入っているではありませんか!。電気では無くガス?。っていうかガス使うにもシンクの近くにあるスイッチを押して、お湯が出たり風呂が沸いたりだけでなく、レンジを使うにもこのスイッチを押すことでコンロに点火する仕組みになっているようで、大元のガスのスイッチを入れても点火しないけどコンロは点火する気満々なカンジでした。アブナーイ、ガスのスイッチを押して違う場所でお湯を使ったら、まさかとは思うがコンロに着火しちゃうかもなデンジャラスな状態。「ピッ」はガスレンジ的にはガスは送られてないけどスイッチは入ってますゼというお知らせの音だったよう
です。普段料理を作る習慣があったらきっとすぐに気づいたと思います。そして私は右端コンロのスイッチを切り、その他レンジ付近のスイッチもロックしました。まさかとは思いますが、レンジじゃないガスを使用するともガスの電源をつけなくてはなりませんから、顔を洗うときとかシャワーを使う時とかにスイッチの入りっぱなしのコンロが点火しちまったら、化粧前炎上だったかも?とビックリしつつも、自分が化粧前でくつろいでいる時にレンジが燃えたり爆発したら、それはソレでモリノスガス爆発!という絵的には私に相応しい事故になったやもしれません。ちなみにガスコンロにある全てのスイッチをロックしたら「ピッ」という音は消失しました〜。やっぱり台所は台所として使わないと命とりになりかねないと戒めた次第です。


2013年1月27日(日) 23:33

モリノス

「修羅場DE食事」。久しぶりに妹分のYUUと会い私がよく行く池袋のタイ料理屋で美味しい食事とつもる話爆裂祭りとなり楽しんでいたら「バッシヤーン」という和やか空間をナイフで切り裂いたような破壊音がして店内一瞬にして静寂金縛り化しました。「何事ぞ?」と私の右首筋や額に飛んだ水を触り音のした方を振り替えると、ヤングなカップルの男の方がどうやら彼女らしい女に飲んでいたモノを顔にぶっかけたようなのです。そして息巻いた男は「バシッ」と女の顔を打ち、捨て台詞めいた事を言い退席、残された女は怨念のこもった低音で男に向かい「死ねっ!」と言ってました。このお店の優しい現地人スタッフはパブリックなエリアで剣呑な事が起きて隣の席の私に「おこぼし」が発生し濡れちやってるのにまるで叱られた台湾猿みたいな顔をしてフリーズ…。店内もフリーズ…。残された女はフトゥーだったらこんな満座で辱しめを受けたんだから「泣き崩れる」「居心地が悪くて自分も退散する」「舌を噛んで死ぬ」のどれかをするのかと思いきや、そのまま殺気
オーラを放ち根がはえたように椅子に落ち着いちゃって独り座り飲物を口に運んでいるようでした。このタイミングで恐る恐るおしぼりを手に私の元に駆け寄る店員…。なんだか気まずい空気がそのままだったので、私とYUUはあえて修羅場前まで繰り広げていたトークを再開、次第に店内からも緊張感が溶けていきました。すると、生き恥女の携帯が鳴りました。「アタシまだ飲んでんのよ」「アタシ気にしないから」「いいって言ってんでしょっ!」「だからっ!アタシはまだ飲んでんのよっ!来ればぁ〜?来なさいよ?」「えっ!じやーアタシが外でる?いいって!いいから来なさいよ」と声高に通話し再び店内に「修羅場アゲイン?」と緊張感が漂います。私とYUUはアイコンタクトをとりながらもトークを続けていたら、さっきの男が舞い戻ってきて「ごめんなゴメン」なーんて言っていますYUUいわく謝りながら女の顔を撫でていたとの事…。で和解?チックなカンジになった二人は仲良く会計をし、ソノ女はお店の人と知り合いだったのか
?己を叩いた男をスタッフ達にアハハオホホと紹介した末に帰っていきました。私からすると強烈にバカな男と強烈にタフで男を操る手練手管の札が多い女のように思いました。アラサーYUUにとっても男女のアレとかナニとかにおいて良い社会勉強になったと思います。


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