| 戻る |過去の日記|
2013年3月の日記
 
2013年3月30日(土) 23:28

モリノス

「やはり野外はダメですな」。私は前々からこの日記にも書いているようにインドア派で、海とか山付きの野外は苦手です。車窓やホテルのバルコニーから見るソレらで充分満足でソレ以上足を踏み込むと突然イラっとするか無駄に情緒不安定になります。そんな私は今宵は夜桜の花見に誘われウッカリ参加してしまいました。ショボショボ小雨の元にブルーシートなどを敷きカセットコンロでは貝とな肉とか焼いちゃってたり参加者が持ち寄った手料理を並べてあったりとお賑やかな宴で桜の香りと酒の臭いと料理の匂いが混ざり、皆様アッハハーオッホッホーとそれは楽しそうに寒いのにはしゃいでおります。私もそのハッピーチックな空間になんとか溶け込もうと素面Deハイテンションで車座に入ったのですが、暗闇の中で焼いた食材とか、実は私は家庭料理とかも舌に合わず食べ物は信頼のおけるお店で金を出してこそ美味しい的な歪んだ意識をもっているだけに、御自宅でこしらえた煮物とかおむすびが小雨と埃がかぶってるのを見てそんなに潔癖症ではないのに箸をつける気持ち
はなりませんでした。で、まわりはアゲアゲなのに一人滅入ったので、みんな大ヨッパにもなってるし闇夜に紛れてバックレるかと目論見、ソッとブルーシートから立ち上がり輪の中から退散しようとしたら、ウッカリまだ焼いてない生肉を踏んでしまい、泥酔集団から「大丈夫!大丈夫!焼いたら食えるってギヤハハー、踏んだモリノスが責任とって焼いて食いな」的な事を言われ、シオシオとトングを持ちカセットコンロの上に敷いた網に自分の踏んだ肉を焼き、それを食べる羽目になりました…。コレって食べ物を粗末にし野外を敵視してる天罰ですかね?。


2013年3月29日(金) 22:18

モリノス

「シャンデリアが」。仕事が終わり、マネージヤーKの運転で都内某所高級寝具を展示してある所に行きました。大人すぎる年代の私とルブタンKが寝具売場にいるので店員は夫婦とかに見えたようで「奥様がだいたいお決めになりますものね、こういうモノは」熟年夫妻仕様な接客を受けました。マットレスアレコレとかベッドの枠アレコレなどを見てからショールームに足を運びました。ソコにはアメリカンなカンジとかローラアシュレイチックなものやカントリー木調な商品がベッドだけではなく布団にカーテン、クッションとか生粋のお金持ちか成り上がり者が大好物そうな寝室周辺グッズが配置してありました。私はこの店に来たのは施術台も展示してあるとKから情報を得てソレを目当てに行ったのですが、ソチコチのゴージヤス模擬寝室拝見に時間を取られてしまいました。で、本来の目的である医療用美容用の施術台を見に行こうとしたら、急に視界がキラキラしたと思ったら、ガッシヤーンという音が聞こえ背中に衝撃痛が走りました。何事ぞ?と唖然…。気づくと足元に大粒の
ダイヤ的な菱形のガラスが沢山散乱していています。一体何がそうなったのか知らないけれど天上にあったシャンデリアが私めがけて落ちぶつかったようです。思わずしゃがむ私。店内は客も無く、店員達が慌てて私の回りにかけよってきます。Kは怒る気満々なオーラを放っています。私は彼女にアイコンタクトをするとKは私の意図を察したようです。久しぶりにモリノス忍術「不気味」を店員達に放ちました。つまり「お客様!。お怪我はっ?」「申し訳ございません」などという言葉を完全に無視して、ユラリと立ちズズッとビッコ歩行をした後に、これ以上出ない低音ボイスで無表情に「あの、エステのベッドとか、アロマテラピーで使う施術台とかって何処にありますか?」と聞いたら店員フリーズ。でスーツを着たゴルフ焼けみたいな顔をした主任とおぼしき男性が「まことに申し訳ございません、お怪我などされていては大変ですから」という言い分を途中でさえぎり私は再び「エステとかで使うベッドを見たいからソコに連れてけと言ってんですよ、こんなに店員がいるんだ
から誰かが教えてくれたらソコに行きます」と発言。そしてまた店員達フリーズ。でまたスーツ色黒主任的な男が「お客様ひとまずお身体の状態を御確認いただきましてから…」と言うのをまたさえぎり私は「何度も日本語でエステ台はどこだって聞いてんだけど?」と能面のような表情で言ったら横にいたKが眉根を寄せて「モリノスさんこの人達、店員のくせに何処にあるかわからないんじゃないですか?」と意地悪を言いますグッジョブK。で私とKはナニもできずの店員を後に残して、ベッドルーム展示スペースから抜け出し、いざ医療用ベッドコーナーに移動…。そこに額に汗を浮かべたスーツ主任が追いかけてきたので私は「さっき落ちてきたシャンデリアの土台私の首から背中にかけて落ちました、もちろん痛いですし上着も汚れてます、ああ別にそれはお構い無く!。その代わり文句言わないからこれから気に入った施術台を見つけたら半額にしていただけませんかねニコリ」とまた意地悪を言ったら主任めいた男は「私では判断できないので上の者と相談させていただきます
、しばらく時間を頂戴しますがよろしいでしょうか?」と恐る恐る言うので私は「上のモノがおっこってきて私に当たったちゃんだから上の者も承知してくださるんじゃないですかね?」とキチガイ発言をした後に「ああ何だか首が痛くなってきた打撲かも?…また出直しますが、施術ベッドまた買いに来るかもしれないからソノ時はちょっと考えておいてください、あっ!もしかして打った首背中で病院代がかかるようだったら、ソレはコチラには請求しないのでソノ分値引きってのも悪くないでしょう?」とスルスル屁理屈が口から出てきました。で結局次に予定があったのでソノ店を出たのですが…。車に戻った私はKに「あー面白かったヌハハー」と高笑いしたらKは「なんかモリノスさん新手の当たり屋の手口みたいでした」との事でした。


2013年3月28日(木) 23:54

モリノス

「錯覚して闘志が」。実は昨日の帰宅時の事、夜桜を見がてら落合下落合から中井に向けて徘徊中に坂道が多すぎ住宅街にある平たい道かと思ったら急な登り坂になっている事を気づかず右足を一歩出して歩こうとしたら全体重が右足にかかり能天まで突き抜ける激痛を覚えた後にヨロケそのまま転べばよいものを羞恥心&虚栄スピリットが降臨し、あろう事か病んだ右足でそのまま片足ケンケンをしてしまいました。ヤッちまった!?と思いつつも案外回復が早く痛みもホボ無くなりホッとしていました。今日はPNF筋力トレーニングの施術日でしたので、咲夜上を向いて夜桜に気をとられついでに足もとられちゃった事をトレーナーS先生に報告し施術台に昇りました。病んだ部位をかばうため咄嗟に右腰と右背中が活躍してくれた(?)らしく右腰背中がギュッと歪んじゃってソコに極鬼圧が打ち込まれるんですから、こればかりは慣れるモノではなくウームウームとお馴染み悶絶しベッドの上でプチ昇天…。痛めていながらまS先生は容赦なくその後に股関節周囲を
ストレッチかつリハビリを決行。いつしか施術というより、寝技?ハサミを上下に開くような体位になりソコにマウント固め技ですかな事をなさるS先生…。私はこのまま脚をキメられちゃったら殺られる、回される!。そうなったら俺の負けだっ!、ヘタレだてらにS先生の間接技的な施術を受けているうちに無駄に負けたくない的な闘志が沸き、間接技攻撃に効いてないよ的な意思表示を手で示した後に、施術台をポンと叩き変則蠍固めに応戦しようとなんとかキマッた体勢からリリースしようと抵抗したら、S先生はその体位をキープして力を入れてくださいね大丈夫です壊しませんからとの事。私は大丈夫ですって言われたってこのままでは負けちゃうギブアップだけは避けたいと無駄に格闘技の絞め技に抗おうという、リハビリが目的なのにいつしか総合格闘技の試合に出ているような気持ちになりました。が、オッソロシィー間接攻撃を受けた後の体は楽極まりないという事態となり、施術後はいつものごとく体のバランスがとれました。今日の施術はトレーナーS先生と対
戦したような気分になり研究所を後にしました。っていうかリハビリを受けてるのに試合で戦っているような気分になった次第です。


2013年3月27日(水) 23:47

モリノス

「顔筋マッサージ」。昔から美顔術とかいって顔のマッサージはありますが、今から何年も前にデパートラグジュアリー化粧品売場に革命をもたらしたのが顔筋マッサージと称しその専用クリーム販売と自分でできる顔のお手入れを指導というテイでプロのメイクアップアーティストがプロディユースしたのがモリノス様御用達のS化粧品なのですが、S化粧品を手掛けていたそのアーティストは自分が顔筋マッサージと名付けていたのにS化粧品が世間に浸透した頃に、何故かアッサリ手を引き顔筋マッサージという商標をS化粧品に置いて今度は顔だけでなくボデイの施術をする造顔マッサージと名前を変えて赤坂とか表参道にショツプやサロンを展開…。そのメイクアップアーティストの名はメディアとか御自身出筆の美容本も出版と大活躍、お肌や顔に興味のある人からしたらカリスマな方でした。最近ソノ人のことが耳に入らないなと思っていたら、メトロの車内刷りでソノ方が享年67才で一週間くらい前に亡くなっているとの事を知りました。あんだけブレイクしたのに晩年は肺
癌を発症しつつも手広く商売と名声を轟かせていたのに最後の方は闘病しつつも自宅兼サロンで一人でお客様を施術していたとの事…。静かに今世の勤めを果たして召されたとの事…。一見、時の人のソノ後は転落人生の果てに孤独死?とサムイ生涯ともとれますが、私からしたら御自身が開発した療術をアレコレ模索し更に進化させるために身銭を切り展開したそばから止めちゃって己のペースで体調の都合で間口が小さくなりながらもこだわった納得のいく施術を限界まで行うという様は、私にはカッケーと思っています。私もたまに顔のマッサージを人様に施させていただく機会がありますが、元は顔筋マッサージの手技を応用(パクりともいう?)していたので、彼女の死は、一度も公式にはお会いしていないモノの何だか師匠がいなくなったような物悲しさを感じた次第です。


2013年3月26日(火) 22:57

モリノス

「桜の下」。帰宅時に電動アシスト式自転車をこいで満開の桜の道を通りました…。あたりには誰もいず絶景独り占めにて「あな美しや、今年も花の咲いたアナタ方にお逢いできましたなぁ〜」などと無駄に感傷な気分で一人悦に入っていました。しばらくすると一際に咲き誇る大きな幹の桜の元に奇妙なモノを見ました…。薄衣を纏い横たう天女か?とにもかくにも白い布が夜風に散る桜の花びらの中、桜の木に寄りかかっている人影を見ました…。「?」前衛舞踏家?はたまたキ○ガイ女が寝間着で脱走?それにしてもアンコみたいな色をした桜の幹、うすいピンクの桜の花、キラッキラッと光るソノ女の白銀な衣装?それはそれは幻想空間でありました。が、ソノ正体は?どういう訳か?桜の幹に夥しい数のポリ袋を巻きつけよう?っていうか破れたポリ袋を何枚も張り合わせようとしているホームレスでした…。今夜は寒いのでポリ袋をつぎはぎして防寒具にでもしようとしているのでしょうか?。幽霊をあばいてみたら枯れ折花ってことでガッカリ〜。しかし猛々しく咲く桜のマジックは
乞食も天女に変えるのかもしれません。


next --->

モリノスの部屋