2013年4月30日(火) 23:31
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モリノス
「ヤってしまった」。私用で都会に出るべく地元の遊歩道をあるいていたら町で飲食店をやってる知人の姐さんにばったり会いましたソノ姐さんの足元には雑巾みたいになってる冴えないチビの老犬がいました。なんでも姐さんの友人にワケがアリ引っ越す事になり引越し先ではペット不可らしく、このままでは保健所送りになると聞いた姐さんがソノ雑巾犬を神当たりな事に引き取ったそうな…。私はしゃがみ雑巾犬を触るとウーウーと怒りながらも尻尾をフリフリ憎しみのこもった歪んだ口元でいまにも噛みつきそうな勢いなのに甘えて腹を見せちゃうチグハグキチガイ状態でした。まあ、長らく共に暮らしていた飼い主と別れてああ無情の果てに犬だてらに混乱しているのでしょう。犬猫には極優しい私は雑巾犬に同情しディープキスのひとつもしていた所に、夥しい数の園服を着た幼児の行列が遊歩道に出現しました。途端に雑巾犬はキャンキャンワンワングルグルウーウーとお前さん一体どうしちまったんだい?といったカンジで殺気マックスで幼児行列に吠えまくる雑巾犬…。姐さんい わく前の雑巾犬がいた環境にはチビッコが多く雑巾犬をオモチャみたく扱っていたらしく、幼児による犬虐待の末にチビを見ると怖がりながらも逆上してしまうとの事…。行列園服軍団はイラっとする黄色い声で犬に向かい「あーん先生〜犬コワーイ」などと甘え腐った物言いが私の耳に入った途端に私は雑巾犬に「嫌なガキ達だねぇ〜、どうだい?こんだけ沢山ガキがいるんだから一人くらい噛み殺したらいいよ、わかりゃしないよ一人くらい噛んだってさ〜」とハスッ葉に言ったら、口は災いの元、地声の大きさも災いの元となり、引率していた保育士連中にソノ声が聞こえたらしく、私の回りに保育士達が来て園児達を守るようにしながら非難と怖れな一瞥を私にくれます。あーヤッチやったよ聞かれちまったよでもプチ本心だよと保育士達に宗教的な微笑みで応じたら、保育士のリーダー的な人が号令をかけて、私と姐さんと雑巾犬がいる場所をこれみよがしに避けて園児行列を違う方向の道に引率しイソイソと行ってしまった次第です。地元で暮らす私的には痛恨のミス!。近くの幼 稚園だと思うのですが、この幼稚園では私の事を危険時物注意と申し送りされてる説浮上?。
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