2013年8月31日(土) 22:15
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モリノス
「生きたまま供養される私」。私は帰宅したら部屋の照明をつけずソチコチにローソクを点け香を焚き、ひたすらじっとしてるという陰湿な趣味があるのですが、ソノ事を知ってる友人Jが沢山の絵ろうそくをプレゼントしてくれました。和な形に色とりどりの花が描かれ金箔なども施してあり綺麗なかぎりなのですが、私はその絢爛豪華な和ろうそくを見て「…」。私の記憶に間違いがなければ絵ろうそくとは、普段は仏壇に供え、生花や線香の変わりの役割をして仏様にたむけ、命日やら盆、彼岸などには絵ろうそくに火をつけ、先祖の供養に用いるモノといった意識があるのですが、ふと絵ろうそくの箱を見ると寺の名前とか、やはり絵ろうそくとはあの世の仏様となった御霊の施餓鬼、供養に盛大に火を灯してください的な事が説明書に書いてありました。で私はJに「やい!J知らないとはいえ、供養に使う絵ろうそくを夥しい数くれるって…私はまだ生きているのですが?、この絵ろうそくを部屋一杯に配置して火を灯したら私は生きながら供養されているようなカンジでなるでは ないか?」と言ったらJは、関西の方に仕事にいった時にみつけたローソクでモリノスなら喜ぶだろうと思って箱買いした、供養に使うモノとは知らなかったとの事でした。思えばモリノス的生活を振り替えると、鑑定中に私に合掌される方とか多々そ機会もあり恐れ多く恐縮な思いをした事もありましたが、生きてる間に前だおし的に供養用のローソクをいただくとは思いませんでした。せっかくですから、色鮮やか四季の花々が描かれている大量のローソクを部屋のソチコチに配置し火を灯し、とっときの線香をのろしのように焚き、手を合わせ「えーっ、特に観音様とか菩薩様あたりの仏様にお願いがございまして…。かように友人が大量に供養の絵ろうそくをくれましたので、まだ私は生きていますが生前セルフ供養がてらに絵ろうそくを灯しますので、寿命を全うしたら生きてた時に供養をしたって事でアノ世での修行をマイルドにしていただきたいものです、ひとつよしなに」などと唱えるか「この辺界隈に迷う地縛霊な類いの皆さんがいるのなら、それは供養のために、てんこ盛りに 花の化粧をしたローソクがあるので、えーっと浮かばれてない皆様っ!部屋一杯絵ろうそく祭りになってますので、これを期に供養の絵ろうそくの灯火に導かれ往生なすっては?」と呼びかける的な事をしてみるのも一興かも?と思ったのですが、深夜にたくさんの和ローソクを点けて寝てしまい、不覚に火事になり御陀仏となるのもどうかと?更に供養仕様の絵ろうそくの消し忘れで焼死ってのもみっともないと思い、地道に毎夜化粧前で一本灯しローソクの明かりだけで己の顔を鏡でボーッと見るという日常を送ってみようかと思っています。いや?夜の鏡前で色柄ついたローソク一本で年老いた己の顔を鏡で見るってのも気色悪いですな、セルフホラータイム(?)。
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