2013年12月30日(月) 21:17
|
モリノス
「正月花」。新年に向けて活け花などしてみました。今年は大王松を二つ使い、紅白の千両に金の雲竜柳、ピンクの百合に白菊と私からしてみたらいつもの年末に活ける正月花にしては花材も落ち着いたモノだったのですが、大王松が二つもあるのですから、水盤に放射状に広がる二本の松も緑も鮮やかに、金の雲竜柳が絡み、白菊がアチコチに飛び、紅白右左と千両が揃い、真ん中に八重に咲く薄紅の百合が鎮座するという構成になりました。っていうか、私が自由に花を活けたら結局は満艦飾になってしまうのでした…。私がシンプルなフォルムの生花をこしらえる頃は、ナニかに達観した心境に至ったと思われ、まだまだ派手な活け花を作れているウチはテンションもまだまだアゲアゲで生き続け、掛け花に椿一輪とか水仙などだけで姿形に緊張感存在感を醸させソコに宇宙なんかも感じられるような代物を生み出せたら心身も極大人になれ分別もつくようになるだろうと思い、これからは、毎年末の自分の活けた花を見てその仕上がりに翌年のペースとかリズム、己の人間的な成長を計れる ?と思った次第です。
|