2015年1月31日(土) 22:41
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モリノス
「日暮れ前の落合散策」。本日は日の高いうちに仕事が終了したので、ふと気まぐれにいつもは宵闇漆黒の夜の町を最寄り駅までしか歩いていない落合事務所裏町をスタッフ風竜と共に徘徊する事にしました。昼下がりと夜の町は顔がまったく違いションボリとした暗闇の中の夜には発見できなかった建物やお店を見つけては、もう何年も落合をアジトにしているのに新鮮な発見の連続でした。まあ落合界隈は川が多いのですが、ソノ昔は染物の地域として由緒があったようで、現在でも染物屋、呉服屋、染色工房があったり、夜見て薄気味悪かった廃屋はお天道様の元ではよりいっそう廃屋度が高く不気味度を増し、極端なのは金持ちスタイリッシュモダン住宅や豪邸の通り挟んだ反対側が貧乏朽ち果て木造アパートがあったり、なんともバランスの悪い事といったらないのです。家相の面がなんてよいのだろう!という家もあれば、風水師が発狂しそうな配置の家屋があったり、興味津々でアチコチ散策しました。夜道でも思うのですが、この辺りは都内なのに山アリ谷アリそして道もまっ すぐではなくクネクネし、すぐに迷ってしまうのですが、昼下がりでもそれは同じ事で、迷路?といったカンジで風竜と二人でアッチにフラフラコッチにヨロヨロと大人だてらに迷子になり、むしろ私も風竜もわざと迷路カオスな地帯をロングウォークしました。なんと申しましょうかそんなエリアなモノですから、良き風の通り道では寒いながらも快適に歩き、吹きだまって風が抜けない所は澱んでいるみたいで私も風竜も胸苦しくなったりと、歩くとイヤシロチとケガレチ交互にやってくるので困惑しました。落合の高台(昔でいうと山頂?)に位置する所に自鎮様があり、急坂を登り鳥居をくぐりました(この時点で日は落ちてます)。落合に拠点を構えてから初めての自鎮のお社に手を合わせる事ができました。その時には日もとっぷりと暮れ気温も下がり…。身体も冷えきり…。いい大人が無駄に長時間迷子になった末に歩きすぎて疲れてすっかり冷え込むという愚かな行いをした次第です。が、まだまだ落合エリアの町は見逃した所が沢山あるので、今度はもっと 長くこの不思議時空な町を歩いてみたいと思った次第です。
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