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2017年3月の日記
 
2017年3月31日(金) 23:42

モリノス

「うーむ」。超久しぶりに神楽鈴を持って、かつて降り写しいただいた「越天楽幻想曲」を都内某所のスタジオでさらってみたのですが、この楽曲は雅楽や舞楽ではお馴染みのモノで、そんなに難しい所作事はなく直線そして直線で舞台の板に足を滑らせていけばよいのですが、まず最近は前々やっていなかったのと術後の新しい身体が使いこなせていないので単純な振り付けは頭に入っているのに金縛りにかかったかのごとく曲に身体が乗らなくてビックリ…。っていうか術前の身体の使い方で新しくなった身体を使おうとしてしまうので、座った状態でたおやかにゆっくり立ち一足の姿勢をとり両袖を解き放つ様に開くという動作が術前だと患側の脚の痛みがあっがゆえにゆっくりとしかできず却ってソレがよかったのですが、術後の長さの揃った両足、筋肉がついて固くなった足でソノ動作を行うと「ため」が効かず、ピヨンと立ってしまった後にはギクシャクと間と間も繋げない舞いというより、年寄りの徘徊みたくなってしまい興醒め極まりないと心が折れましたが。鬼体育会系なリハビ
リをしている昨今、「越天楽幻想曲」をしなやかに滔々と無我な境地で五十の手習いで、お稽古したいと思った次第です。が、時は経ちソノお稽古を見てくださる師匠は鬼籍に入っているのが残念極まりないのでした。


2017年3月31日(金) 0:17

モリノス

「スピヲタとダンス今昔」。モリノス的生活がスタートして早くも20年以上が経ちました。ニユーエイジとかチャネリングやらヒーリングという得たいの知れない業界が流行りはじめた時に並んで、スピヲタもワラワラと増え、特に大人なエイジの女子達は、アロマセラピー、パワーストーン、そして何故か「踊り」を生活の中に取り入れて天に宇宙に地球にナンカのエネルギーじみたモノを発信したいみたいな選民意識高し勘違いピーポーも未だに沢山おります。「踊り」の変遷としては初期の頃は、フラメンコ、哀しみも喜びも眉間に皺を寄せ足拍子に乗せて一心不乱に舞い乱れてトランスか?な次はフラダンス、アロハスピリットでひとつになる(未だに根強い)そして第三波はベリーダンス…。ビジュアル的にもテク的にも人前に見せるモノでも無いモノをどっかの神に捧げる意識で現実逃避的に熱中…。そしてそれらの踊りをかじった後には鉄板ヨガに落ち着くのが多い様に思います。私的には御自身がそれで癒えるならどうぞどうぞお好きにと思う反面、極めてないモ
ノを見せられるのは迷惑だねと思っている次第です。


2017年3月30日(木) 0:00

モリノス

「寄り道」。仕事が終わり春の夜、冷たい風の吹く中、中野方面に足を運びました。夜道の幹線道路沿いにボウッと温かい灯りが点る店があり、ふと中を見ると鉢物やら切り花が大量にドバーッと置いてある花屋があり、広い店内は花屋というより市場みたいなカンジで植物にかんするモノはナンデモカンデモ揃ってしまう品揃えにテンションがアガり、花器やら花鋏をイタズラにベタベタと触ったり、大量の切り花各種を見ては、ああも活けたい飾りたいドコソコにと妄想して一人悦に入っていたのですが、ふと気づくと小2時間経過していて遅くなり、行く予定だった場所にもたどり着けず用事もこなせず時間を無駄に使ったのですが、こんな素敵な二度手間ならいいやと思った次第です。


2017年3月29日(水) 1:33

モリノス

「超外様感、今で言うならアウェーっいうのか?」。本日は朝よりとあるお堅い業界のお手伝いをさせていただく事となりました…。上下、礼節礼儀を重んじる方々の中において得たいの知れない輩の私は、皆様の中でウキまくり、皆様は和やかに私に接して下さるというのに私の卑しい民草意識、雑犬根性が逐一魂にブロックをかけ自ら壁を作って凍てつき引きつった微笑み返しをする始末…。っていうか、私のこの度の係りはプチ難解な悶々書類を解読しソレを整理して要点を纏めて、何枚かのファイルに綴じるという作業だったのですが、落ち着いて机に座って、難しい用語やら専門用語、漢に目を走らせたかったので、近くにいた人に「机をお借りしたいのですが」と言ったら「空いている所にどうぞ」と事務所に案内され、一番近い所に座って黙々と仕事をしていたのですが、なんとソコはソノ団体のボスしか座ってはイケない場所と机で、ましてや部外者がソコに座るなんてもっての外だったのに、外様アウェーの分際でソコに座り集中して作業をしてしまいました。サッパリキチンと
した身なりの皆様とソレとは真逆に無造作に結んだ長い髪にお下劣な服を着ている私の対比たるや違和感祭り、そして最後には卓を囲んで会話したのですが、私は聞かれてもいないのに自己紹介として「怪しくてすいません、チャラい風情の私ではありますが、案外値は正直で真面目なんですよ」と言い訳がしく答えたのでした。


2017年3月27日(月) 23:05

モリノス

「冷えて眠気が」。さる事情により都内某所の地下室で巨大なオブジェみたいな生花の活け込みをお手伝いする事になりました。本日も昨日に続き、氷柱が背中に突き抜ける寒さと雨でした。生花と聞いてたのに油断した私は伊達の薄着で地下のアトリエに入ったのですが広い室内暖房は切ってあります。温かい部屋で生花を活けるのは花が傷んだり、蕾が開いちゃったりするので暖房は切っていて当たり前なのですが、野外より寒く感じるアトリエでの活け込みは水は冷たいは、花も冷たい手がかじかみ爪先も冷え冷えと身体は動かしているのにまるで雪の女王に息を吹きかけられ徐々に生きたまま凍っていくのでは?とプチ心配しました。次第にお作の仕上がりが見えてきた頃には寒さでガタガタと歯がなる程なカンジになってきたら、トロントロンと目蓋が重くなり睡魔が襲います、花鋏を握る手もなんだかトロくなって行き寒さマックス頂点の末に快感を覚えふと椅子に座り目を閉じると寒さと冷えで脳は冴えているのに身体は水を吸った布の様に重たくなり、その重たさがかなり心地よく
なりあっ?眠りに落ちるかと思ったが、これって雪山遭難時における「眠ってはダメだ!」みたいな状態と同じかも、更にここで眠っては必ず風邪をひくと思った私は椅子から立ち、ふと時計をみると地下室に入ってから4時間が経過していました。生花はいじくりまわしていないでチャッチャと活けないと思い、超スピードで作業をしたと思ってはいたが、お作がデカスギ、花材も大量だったので休憩もせずに一心不乱で4時間、そして春の花々が飾れたお作が完成した後には、温かい部屋に移動しても帰宅しても冷えきった身体はいつまでも温まらず往生したのでした。都内で危うく凍死か?な一時でありました。


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モリノスの部屋