2017年7月31日(月) 22:57
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モリノス
「タマヨケ三昧」。年甲斐も無く日焼けも厭わず、ポケーGOの期間限定キャラを捕まえに新宿歌舞伎町に行きました(なぜならソコに本日まで出現するらしいフリーザーなるポケモンがいるから)。未だに私と共にポケGOに興じている落合の事務所スタッフ風竜に「フリーザーが歌舞伎町にいる」とラインしたら、あれよという間にスタッフに風竜到着(レアなポケモン欲しさにどうやらタクシーで来たらしい、つける薬が無い)。で、よい大人達が夥しい数、ポケモン捕獲に集まっている路地で、目的のポケモンゲット。暑さの中でのスマホいじりに疲れた私とスタッフ風竜は喫茶店で休もうという事になり、ならば社会科見学にと闇社会黒社会を扱った小説とかエッセイにはもれなく登場するF会館の喫茶店に行きました。今でこそコノ店は誰でも入れる様になりましたが(現在は早めの夜、サムい女がお洒落して、イタいホストと合流し同伴出勤の待ち合わせ場としても使われている)一昔前、○暴が歌舞伎町から一掃される前はソノ筋モンモン のニイサンら御用達の店でトーシローはソノ尋常じゃない「気」に恐れをなして入る事はありませんでした(若き日の私はそんな事も知らず、バブルの頃によく一人で行っていた)。でスタッフ風竜にF会館の喫茶店今昔蘊蓄を説明し、店のドアを開ける前に「万が一の事があったら困るから、店内に入ったらヤ○ザという言葉は言わないでね」とプチ脅しスタッフ風竜は「口が裂けても言いません」と緊張面で席に着きました。昼時という事もあったのでしょうか?いつもは閑散としているコノ店なのですが、この度はYシャツ姿の男達がワイワイと賑やかに食事をしています。私的にはF会館のコノ店も今やサラリーマンがランチに利用できるくらい安全になったのかと思い、軽食とアイスコーヒーを頼んで一息ついていたら、スキンヘッドに逗子か?みたいな白いマリンテイストのカジュアルな服を来たスキンヘッド老人金縁眼鏡な男(一見してソレに見える)と麻の背広上下を着た角刈りの中年男(コレも一見してソレに見える)が来店…。私たちの近 い席に腰かけてニコやかに、ヤバい談義となり、聞き耳を立てる私とスタッフ風竜…。「××エリアの××、××会長が××で××る」と剣呑な二人の会話が耳に入り、私は「歌舞伎町もほとぼりが醒めてまたアレになるのか?」と思案していた所、スタッフ風竜が小声で「モリノスさん外で立ってる人は護衛の方ですか?」と言うので髪に手をあてる仕草をしながら何気なく店の外を見ると「!?」、昔のVシネマか?特徴的に飾った黒光りするメルセデスの前に、このクソ暑いのに西陣織みたいなスーツの若い男が直立不動で店内のスキンヘッド老人を瞬きもせず汗もかかず見つめています。タマヨケか?、コノ男は運転手でもあり、まだ店の中には入れてもらえない身分と察しました。スキンヘッド老人は終始笑顔を絶やさず下座についた九州訛りのある麻のスーツ中年男は背中に物差しが入っているのではないかという真っ直ぐ姿勢でスキンヘッド老人の話し相手をしています。ほどなくして、話が終わったのか?、スキンヘッド老人と麻のスーツ中年男が席を立つと、なんとい うことでしょう!。今の今まで食事をしていたサラリーマンだと思っていた男達が一斉に立ち上がり、麻のスーツ中年男の後ろに集まり、スキンヘッド老人に床に額が着くほどの最敬礼をし、あっという間に店から出て行ってしまいました。ソノ直後どこにいたのか?店の奥から様子の悪いデトックスエイジ、今時金のロレ時計をした男どもが現れ、スキンヘッド老人を囲みワイワイとこれまた店から出て行ったのです。っていうか、店の外にも中にも、とにかく金○板レベルの二人のアタマのタマヨケ達がコノ二人を囲んで見守っていた、あるいはナンか起きた時に文字通り「タマヨケ」になるつもりだったのか?。よりにもよってナイス(?)なタイミングにコノ店に入り素敵スギる体験ができたのでした。「タマヨケ」って意味は文字通りざます(笑)。
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