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2017年9月の日記
 
2017年9月30日(土) 23:31

モリノス

「そういう巡り合わせ」。10年以上前の事、友人と代官山の中華店で食事をしていた所、近くのテーブルで卓を囲んでいた御家族のお年寄りの女性がイキナリ意識が無くなり店内パニック…。特に救命処置もできない私でしたが「おばあちゃま!」という金切り声に反射的に反応し席を立ち、床に倒れた御老人を無意識に起こし、これまた無意識に右手をチョキにして彼女の口に手を入れて喉の奥に舌が巻きついて蓋してあるみたいになっていたので、人差し指と中指でベロを挟んで引っ張り出して「奥様?」と心の中で呼びかけたら、呼吸ができず苦しかったのでしょう、目閉じた回りは涙が出ていましたが、私の心の呼びかけが通じたのか?偶然か?、ウウッと声を発した後に、うっすら目が開いたので、更に舌を引っ張ったらゴブゴブと喉が鳴り、ゴロッと喉の奥から唾液に混じったカリフラワーの破片が口から吐き出され、荒いながらも呼吸が戻り、蘇生じみたモノに成功した経験があり、御老人の御家族からたいそう感謝された事があります。今日は落合の仕事が終わった後に
、ロングウォークして大久保あたりに行ったのですが(勿論ポケGOやるため)。ポケモンゲッドのため新大久保の方に移動している時に前方を歩いていた高齢の女性が道端でうずくまってしまったので、彼女の元に駆け寄ったのですが、座り込んだまま動かない動けない様子。心臓発作かと思い救急車の手配をしようと思ったのですが、もしかしたら?と思い、また指を口に突っ込み、やはり喉に巻き付いた舌を引っ張ってみたら、その瞬間に彼女は、吐瀉物を道にぶちまけたかと思うとイキナリ意識が戻り、しばらく呼吸困難を起こした後に落ち着いた様で、意識を取り戻して私に「スイマセンスイマセン」と謝っていました。その後ゲロ臭くなった私の指を残して彼女は新大久保の雑踏の中に消えていったのでした。誤飲して一旦窒息した方のお役に立てて良かった、こういう用意された偶然って二度もあるのか?とゲロの唾液のついた手を洗いもせず、またポケGOに興じた私でありました。


2017年9月29日(金) 23:56

モリノス

「スピ業界裏話爆裂トーク」。かつて落合の事務所のスタッフだったN氏がやって来ました。N氏とは原宿ニューエイジセンターからの渡世の縁で今に至り、落合の事務所をオープンして間もなく私のアシスタントとしてモリノス的活動をサポートしてくれていたのですが、私が50才になっているので彼も四十路となっていて、久しぶりに私を見たN氏は「モリノスさん、昔の華奢で可憐な雰囲気は微塵もなくなり一回りデカくなりましたね」との事でした。私の身体は昨年2月のオペ数年前から、運動しないスイーツ夕食(菓子パンと生水、饅頭と生水、チョコレートと生水など)により劣化と中年太りを経て、術後はキチガイ沙汰な水陸筋トレの果てに筋肉がつき、ガッチリ体型、最近は夏より微熱が続いているので過度な運動を控え、ポケGOで代々木新宿を経由し落合、池袋からスマホ片手に落合まで歩く、うオーキングなんて洒落た事では無くイタくてサムいゲーマーと化しているのが運動になっているのか知りませんが、前にN氏に会った時
よりもよく言えばガッチリ体型、悪く言えばふたたびジャンキー食生活により太鼓っ腹になっているカンジで(まわしをつけても遜色ないかもね?)となり、N氏は私の変わった身体にビックリドン引き加味なカンジでした。で、仕事が終わりN氏の運転で幹線道路沿いにある和食レストランに入り、四方山話から懐かしトーク、スピ界今昔な話に盛り上がり、ついつい私の口が滑り、どこそこのサロンのセッションを受けた方が、そこで言われた事が納得できない、却って心配になり悩み、私のセッションを受け直した的な、普段はできない話を私のこれまでの社交やいきさつを知ってるN氏に爆裂暴露トークに興じました。こういったスピ業界泥々話をするには相手を選ばなくてはいけないのですが、気心知りすぎなN氏相手に普段は言えない事を機関銃の様にぶちまけ、N氏もスピ業界の悶々を知ってるだけに、私の一方的なスピ本音愚痴加味を聞きに聞いてくれてスッキリした次第です。昔、時間を共有した仲間との本音トークは時間を忘れていつまでも続
いたのでした。


2017年9月28日(木) 22:49

モリノス

「旅館S」。新宿あたりの某ラブホ街…。私的には同じ新宿でもラブホでも健全な地帯と、なんだか「気」的にも「霊的」にもヤバい地帯があるのですが、古い建物、廃屋マニアな私は禍々しく淫靡で訳アリなヤバいエリアが好きで(変態でごめんなさって)、よく行くのですが、あら残念ながらどこぞの姐さんと同衾するといった艶っぽい事でなく、哀しい初老から中老になった独り身の私は、連れ込み宿、木賃宿にイカニもラブホ、得たいの知れないキリスト教会(教会の入り口には大画面のモニターがあり隣国の神父じみた者が聖書を手に車椅子の信者に手かざしした途端に、クララが立ったみたくなり、ソレを見ていた信者連中が号泣、神父、現人神と化すみたいな内容のPVを流している)あたりを独りで徘徊するのが楽しみなのですが、この度は渡世の御縁により、その猥雑マックスなラブホ街にある、日本旅館めいてはいるが連れ込み系な旅館Sで働く人と出会い、見学させていただく機会がありました。私が大好物な昭和な建築で、和室ばかり、次の間に
布団が敷いてあり、障子を開けると鏡…。三面鏡やら長机にイカニも待合にありそうな急須に茶碗、魔法瓶などがあり、まるで昭和のラブホ資料館みたいなカンジでした。で、私はソノ旅館のフロントも見せて貰ったのですが、中はお茶の間か?みたいな作りになっていて、フロント係りの老女はお客様が来ると前払金を受け取り鍵を渡した後は、フロントお茶の間でゴロンと横になってテレビなんか見ています。かと思いきゃお部屋を使い終わったカップルが旅館を出て行くと、老女だてらに駿足で部屋に行き速攻でシーツ交換。部屋のゴミ箱に捨ててある使用済みなモノを鼻歌まじりに片付けるという強者、習い性になっているのか汚物を片付けしてます。ソノ後私はフロント裏のお茶の間事務所に行って「いいモノを見た」と一人悦に入っていた所、フロント係りの老女が私に「アンタここで働けば?アタシもババアだから最近疲れちゃってさ、なんだかアタシの勘だとアナタ、コノ仕事向いてると思ったのよ、どう?」と言われ、シドロモドロになったのでした。老舗の連れ込み旅館のベテ
ランフロントの老女にスカウトされた私は、嬉しいのか嬉しくないのか、返答ができなかった次第です。


2017年9月27日(水) 22:21

モリノス

「白髪の鬘は洒落にならない」。昨日、私の舞台衣裳をモリノス部屋に広げて今日はソノママにしていたのですが、帰宅し満艦飾な室内の足の踏み場を作ろうと、片付けめいた事をしていたら、私の尻の下まで届く超ロングの白髪の全鬘を発見…。何年も前にコノ超ロング鬘は香港の美容問屋街の鬘屋で長さをオーダして買ったのですが香港の問屋価格で6000円くらいだったと思います。がコノ店を紹介してくださった現地の美容業界のKさんいわく、買ってもそのまま使ってはダメ、汚いからというのですが、大陸ならともかくアンテナ国の香港の店の新物だったら大丈夫なのでは?と思っていましたが、鬘に加工する前の化繊の髪が沢山ぶら下がってる店内、数匹の猫がアチコチ走ったり寝転んでいたり、あらんことか吊り下がった髪の毛と髪の毛の間から猫が突然出てくるといったカンジとソノ猫達はヤサグレタ目付きに毛艶も悪く野良猫にしか見えず、さりとてネコカフェみたいに鬘屋でネコを放ち癒しの空間ってカンジでも無く、おそらく亜熱帯な香港の野外の暑さをしのぐた
めに野良猫どもが店内に入り込み傍若無人な振る舞い(商品の髪の毛を触る私の手に爪をかけ牙もむく)をしているが店主は黙認している様子でした。で、当時私は買った鬘に猫のダニだのノミだのシラミだのがついてる覚悟で日本に持ち込み、それから数年後に何かのシヨーでソノ超ロング全鬘を使用したのですがモノグサな私は、洗いもせず装着し、それからは何度か人にも貸した覚えがあるのですが、今になって、猫のノミとかついていたのではないか?、洗いもしないで作られた鬘を使用した己に今更ながらゾッとした次第です。ちなみに昨日スッピンで久しぶりに汚い超ロング白髪鬘を装着した私の顔はV系な綺麗さは微塵もなく、安達ヶ原の鬼婆そのものだったのでした。


2017年9月26日(火) 21:48

モリノス

「秋恒例、衣装の洪水」。10月30日、暗黒プロレス組織66・6ハロゥイン大会に出場予定の私でありますが、666のハロウィン大会は、どのプロレス団体より飛び抜けてピッカピッカにカオスでスバラシーモノ世界一と自負しているのですが、毎年9月末に、大会に向けての盛り盛り暗黒シャーマン・モリノス装束をどうしょうかと?脳内、煮え煮えに悩み悶絶するのですが、暗黒シャーマン・モリノスの舞台衣装の頂点は私がオペをする前に、巨大エリザベスカラーとタワー状に積んだティアラ、ゴールドのドレスジャケットを装着した時に極め、その次の年のクリスマス大会には密かに脚のオペを目論んでいた私は、術後のプロレス復帰は無理かも?では、やり残す事の無いようにと、当時、削れて腐って血の通っていなかった、大腿骨と股関節を壊すのを前提に(翌年2月にアチコチ人工にしてしまうのだから壊してもいいというキチガイ自虐思考)、誰に望まれている訳では無いのに舞台上(リング上)で生涯最後のつもりで高速ス
ピンをしようと、グルグル回った時に衣装がフワッと遠心力で舞い上がる様な衣装を着て、その2シーンを着た段階で、衣装に対して大満足な達成感を覚えてしまったので、ソノ後には舞台衣裳燃えつき感となり、どんな派手な衣装着ても別に普段着みたいなカンジとなり(おそらく観客の皆様も私がどんだけ華美に盛っても、もう目が慣れてしまったかと?)、今やヤリスギ感の果てに次回のハロウィン大会のコスチュームの構想が浮かばず、いつものこの時期に増して無駄にナーバスになっていました。ソコに助っ人登場…。ここ数年、私の衣装をこしらえてくださっているデザイナーYさんにモリノス部屋に来ていただき、一緒に考えてくださいました。で、いつものごとくモリノス部屋衣装エリアからあらん限りの衣装に小間物を広げまくり、室内は生地の洪水と化し足の踏み場も無い事態となり、この段階で思考回路は遮断され、朦朧としながら、アレコレ着たり脱いだりしているうちに「一晩中かかるかも?」と焦っていながらも、動作は鈍くなり、Yさんに
わざわざ来ていただいているのに、もう興行に出なくていい的な投げやり感となったのですが、試行錯誤の果てになんとか今更目新しさは無いものの、面白いこしらえが完成しました。一安心…、しかし衣装の礎ができた後は、ソノ後のヘアスタイルやらアクセリーにメイクを考えてなくてはならずプチ途方に暮れつつも黄昏時つつも、本番は観て楽しい出て楽しい決定に違いがないので、大会当日まで、これまた毎年恒例ですが無駄にこだわり抜いてみようと思った次第です。


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モリノスの部屋